7月4週目: たのしい音声入力

 今週、はじめてスマホの音声入力を使いました。思ったよりもずっと高い精度で入力されており、手早く文章を書けることに驚きました。長文だと、キーボード入力より早く文章を書けますね。誤変換を修正する手間を考えると、文章を書く時間はそんなに減らないのですが。それでも、音声入力は「書き始める」手間を省いてくれます。

 文章を書くために最も重要なのは、「とにかく書き始める」ことです。
 ところが、スタートさせるのは、容易なことではありません。書き始めようとしても、非常に大きな慣性が働くのです。ニュートン慣性の法則は、「止まっている物体を動かすには、力が必要」と言っていますが、それと同じことです。
 しかし、音声入力を用いると、この関門を突破することができます。つまり、「出発」することが簡単にできます。なぜなら、思いついたことをしゃべるだけで文章が出てくるからです。(野口悠紀雄、『話すだけで書ける究極の文章法』)

  布団の中で寝転がりながら、歩きながら文章を書けるのは、とても楽ですね。それにしても、話した言葉が文章になるのはとても楽しい。ゲーテカエサルが行った口述筆記は楽しかったんだろうなぁ。私の場合、特に、祈りの言葉が文字になるのは楽しい。後から自分の祈ったことを見直すことができるのはとてもよい振返りになっています。