10月1周目:患難さえも

 4月に入社してから、半年が経過しました。仕事の量と責任が増えてくるのと同時に、「自分には無理だ」「嫌だ。やりたくない。」という気持、恐れの気持が出てきています。そういう時には私は神様に祈ります。

 教会では、「神の恵み」という言葉を聞くことがあります。病気が癒されたり、仕事がうまくいったり。大学に合格した時。自分の願いが叶えられたり、自分の状況が好転する時に使うことが多い印象を受けます。たしかに、それらも「神の恵み」なのかもしれません。

 しかしながら、目も当てられない失敗や自分の力ではどうにもならない課題を抱えて、はじめて真剣に神様を求めて祈るような気がします。今自分が直面する困難も、そのことで神様に祈れるのなら「神の恵み」なのかもしれません。

そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。(ローマ人への手紙 5:3-5:5)

 今は、「患難が恵だ」とは、とても思えないけれど、「あぁ、駄目だ。駄目だ。私はこんなに駄目だ」と落ち込んでいては、環境の奴隷です。どういう環境にあっても、喜んで絶えず祈って、感謝しながら進むことができますように。