5月4週目:虚しさを見つめて

 今週は一週間、教会の早天祈祷会に出ることができました。本当によかった。朝に教会に行くことで1日をゆとりをもって始めることができ、本当に助かっています。また、本を一冊読むことができました。『海からの贈り物』という本。質素に生きること、一人でいる時間を大切にすること。少数のよい物で自分の時間を満たすことについて。静かに、静かに、語る読み物でした。

人生に対する感覚を鈍らせないために、なるべく質素に生活すること、体と、知性と、精神の生活の間に均衡を保つこと、無理をせずに仕事をすること、意味と美しさに必要な空間を設けること、一人でいるために、また、二人でいるために時間を取っておくこと、精神的なものや、仕事や、人間的な関係ででき上がっている人間の生活の断続性を理解し、信用するために自然に努めて接近することなど*1

 私は、自分の命の短さ、むなしさをみつめて生きていたいと思います。自分が明日生きているかどうかも分からないものです。そして、そういう命の虚しさから考えた時に、今自分が欲しているもの、知識やお金、名声、人間関係が本当に必要なのか、思い直す必要があるように感じます。

 今、来年の大きな資格試験を受けようか悩んでいます。いや、悩んでいるというのは嘘です。私としては受けたくないというのが正直な気持です。大切な時間が取られてしまうし、生活リズムが崩れるかもしれない。でも、本当にその試験を受けなくてよいのでしょうか。または受けなければならないのでしょうか。どちらがいいのか、私にはまだ答えが出せず、今は神様に祈っています。

 どちらにせよ。自分の命の儚さや虚しさ、そして虚しい命に注がれる神様の愛をみつめられるように願っています。今週一週間も自分の務めを誠実に果たすことができますように。

*1:p120