7月2週目 : 「わかったつもり」と効率

 仕事で技術文書を読むときの話。仕事で読む技術文書はよく整理されており、その技術の本質が掴めることも多い。一方で「わかったつもり」になることがある。
 「わかったつもり」とは技術を言葉だけで説明して満足すること。例えば、「これって結局、◯◯ってことでしょ?」「◯◯が本質なんでしょ?」とか。効率や成果を求めるなら、「わかったつもり」は避けられない。しかし、それだけで誠実な仕事ができるだろうか。私にはよくわからず迷っている。ただ、自分にできることとできないことを明確に区別したい。
 どうすれば、「わかったつもり」を避けられるだろう。対策として一つのことを時間を気にせず納得いくまで学んでみようと考えている。たとえば、あるアルゴリズムを実際に実装して、数学的な背景をきちんと理解する。とても時間がかかるしそんなことで、仕事に影響はないだろう。それでも、「わかったつもり」を避けることはできないだろうか。ヒントだけでもつかめないだろうか。
 そう考えて、7月はEMアルゴリズムというアルゴリズムを勉強しなおしている。地道に一歩づつ、一歩づつ。ただ、自分のなすべきことをなせますように。主が、私の傲慢や思い上がりを打ち砕いてくださいますように。